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● 第1回
「仕事を沢山こなしましょう」 by 兎塚エイジ

仕事でイラストレイターをするようになると大体の方は、同時に何件かの仕事を請け負う状況になると思います。
人によってはひとつひとつ順番に仕事を片付けていく方もいるかと思いますが、沢山こなしていくと自然に平行作業の状態になります。
例えばA社・B社・C社にそれぞれイラストのラフを送って待ち、OKが出しだい順次進めていく……といった感じです。
さらに兎塚の場合一社一社完成させていくのではなく、それぞれの線画を仕上げ、まんべんなくローテーションしながら着色していき、それぞれ同じくらいずつ作業を進めて完成させます。
そうすればA社に時間を掛けたが為に他の社のイラストに掛ける時間が足りなくなってしまった…orzという状況を防げるからです。
またそうやって沢山仕事をこなせるとそれだけで自信につながりますし、自分のイラストの露出の頻度を上げれます。
ですので兎塚は自分の宣伝と訓練だと思って、時間がある限りは採算度外視しても極力請けるようにしています。
(まあ今はVAを通して受けてる部分がほとんどなので、その負担はVAにかかっていくわけですが)
ひとつの仕事を見れば赤字だとしても将来的に必ずプラスになります。
流行り廃りの回転の早い昨今、こうやって沢山のジャブを放って存在感を繋ぐのに必死なのです……。
もちろんあまり請けすぎてスケジュール破綻してしまったりクオリティーが下がったりしないようご注意下さいね。
● 第2回
「アイデアが生まれる場所」 by 魁

物語の大元、小ネタ、会話の流れなどひとつの作品を完成させるには様々なネタが必要になってきます。
そのネタは一体どこからでてくるのか。全てはちょっとした切っ掛けです。
普段過ごしていて、自分の中になにか引っかかりができたら、その引っかかりを足がけにネタが生まれます。
単純な話、「今日はやけに道が混んでいるな……」という、いつもと違う引っかかりから「もしかしたらこの先で事故かな?」という疑問に変わります。
最初はこんな疑問でいいんです。でもこの「事故かな?」を「検問かな?」に変えると自動的に「どこかで事件があったのかな?」と新しいネタに繋がります。
こういったことを繰り返し重ねていくことがネタ作りです。
他にはテレビや映画を見ていて「自分ならこういう展開にするのに」と思うことがあると思いますが、そのさらに先の展開まで考えた場合、それはすでに自分の新しいアイデアになっています。
「これはないだろ」と感じた部分があるなら、自分なりの「これはこうだ」という意見があるということです。
あとは当然であることに「疑う」という行為を持ってみるのもいいですね。
「物が落ちる」のは当然ですが「物が上がらない」のはどうしてだろう、と視点を変える方法です。
言葉遊びに近いものがありますが、そういう感覚を大事にしつつ、ネタに昇華していくといいです。
あとネタに詰まった時は、同じ場所にいるのがダメだと思っています。自分の中で堂々巡りが始まりますので。
僕自身、一番アイデアやネタが生まれるのはバイクでの移動中です。
常に視界が変わり続け、様々な情報が与えられ続けます。
とはいえ、トイレの中が一番考えがまとまると言う人や、寝る前布団に入ったときが一番ネタが生まれるという人もいますので、一概には言い切れませんが。
自分なりのネタの生み出す方法というのがあるはずです。まずはそれを見つけるのがいいかもしれません。
あと物書きである以上、アイデアを書き留めておくノートは必須だと思ってください。
時として黒歴史ノートと呼ばれる存在になりますが、自分の原点を見直すいい奮起点になるのも事実です。
僕も学生時代のネタノートは未だに健在です。読み返すともう赤面物ですが(笑)
● 第3回
「これが正解」というものは無い by折戸伸治

クリエイターというゼロからモノを生み出す仕事は、人の数だけその人なりの制作法が存在してると思います。
音屋に関しても、音楽理論という基礎骨格があったとしても、やはり千差万別かと思います。
よく思うのが、自分の場合、音楽の教養はまるで無く、普段からそんなに音楽も好んで聞かない……。
にも関わらず、今の仕事が続いている事に、自分自身一番驚いています。
そんな自分なりの音楽制作へのアプローチの仕方をここで少し明かしてみようかと思います。
一言でいえば、決まったスタートの仕方というものは無くて、いつも流動的。
メロディーから作り始めたり、ベースラインだったり、リズムだったり…まぁ、出てこない時は、1週間経っても出てきませんが。
何も出てこない時は、もう粘らず、すっぱりと諦めてその日は何もしない。
仮に粘って何かフレーズをメモったとしても、次の日には気に食わなくてやり直す事が多いですし。
自分の場合、メロディーラインに重きを置く事が多いので、メロディー先行で作る事が多いです。
メロディーとベースラインを同時進行で、A−B−サビと、1コーラス分まるまる作ります。
イントロは最後のほうで作る事が多い。
そして、メロディーとベースの隙間を埋めるが如く、しっくりハマる「響き」を探し出して入れていく。
「コード」という表現ではなく、あえて「響き」と書いたのは、この段階では自分が探し出したコードが、
一体何のコードなのかを理解せず弾いている為。
それもあって、コード進行などを意識して作曲した事は今まで一度もありません。
結果的に、コード進行先行型の作曲というものが出来ず、メロディー先行型になった所以なのかもしれない。
そういえば前に人から、「少し和声法という論法に近いね」と言われた事がありますが、わからない……。
とまぁ、駆け足気味でざざっと書きましたが、始めた時から、今も変わらずこんな感じでやってます。
音楽にしろ何にしろ、「これが正解」という制作法は無いと思うので、まずは自分のやりやすい制作スタイルと
いうものを見つけ出していけばいいのではないでしょうか。
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